荒井秘書官が 問題発言で やめさせられた
2023年2月12日
国内のこと / こくないのこと
荒井秘書官(右)と
岸田首相(左)
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:ゆたさん)
2023年2月4日
岸田 文雄 首相が、
荒井 勝喜 首相秘書官を
やめさせました。
「首相秘書官」は、
首相の予定を 管理したり、
国の役所と 政策の調整をしたり
しています。
荒井秘書官は、2月3日の夜
新聞やテレビの取材を 受けました。
そこで、同性婚について
「見るのも嫌だ」
「隣に住んでいたら嫌だ」
「秘書官も みんな反対している」
といった発言をしました。
この発言は 差別だと、
たくさん批判されました。
岸田首相は、荒井秘書官について
「多様性を尊重する
内閣の考え方に
まったく合わない」と言って、
荒井秘書官を やめさせました。
しかし、岸田首相は
2月1日の国会で 同性婚について、
「社会が 変わってしまう」などと
言っていました。
荒井秘書官の発言は、
この岸田首相の発言について
質問されている時に
出たものだったのです。
岸田首相 自身が
同性婚などについて
よく思っていない発言を
していたのに、
荒井秘書官だけを やめさせても
問題は 解決しません。
これから 岸田首相が
同性婚などについて
どのように対応していくのか
注目されています。
☆同性婚については
次の記事も 読んでみてください。
「同性同士の結婚を 認めないのは
憲法違反だという
裁判の結果が 出た」