「毎月勤労統計」が 正しく調べられていなかった
2019年1月20日
国内のこと / こくないのこと
厚生労働省がある 霞が関
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:西山 祐樹さん)
2019年1月11日、
厚生労働省という 国の役所は、
2004年からずっと
「毎月勤労統計」が
正しく 調べられていなかった
と発表しました。
「毎月勤労統計」とは、
会社などで 働いている人の
給料や 働いた時間などを
毎月 調べるものです。
毎月勤労統計は、
仕事をやめたときに もらえる
「失業給付」の金額を
決めることなどに つかわれています。
しかし、毎月勤労統計が
正しく 調べられていなかったので、
失業給付の金額も
本当より 少なくなっていました。
もらった失業給付が
本当より 少なかった人は、
約2000万人いると
いわれています。
厚生労働省は、
本当より 少なかったぶんの
失業給付を
あとから支払うことに 決めました。
しかし、いつ支払うかは
まだ決まっていません。