消費税、なにが８％で なにが１０％？

消費税(しょうひぜい)が上(あ)がる イメージ

(音声(おんせい)：ゆたさん)

▼２０１９年(ねん)１０月(がつ)１日(ついたち)に、
消費税(しょうひぜい)が ８％から １０％へ
引(ひ)き上(あ)げられます。

消費税(しょうひぜい)とは、ものを 買(か)ったり
サービスを 受(う)けたりするときに
払(はら)う 税金(ぜいきん)のことです。

▼消費税(しょうひぜい)が上(あ)がると
ものやサービスの 値段(ねだん)が
高(たか)くなるので、
お金(かね)のない人(ひと)は 困(こま)ってしまいます。

そのため、一部(いちぶ)のものは
消費税(しょうひぜい)を ８％のままにすることが
決(き)まりました。
これを「軽(けい)減税率(げんぜいりつ)」といいます。
軽(けい)減税率(げんぜいりつ)の 対象(たいしょう)となるものは
新聞(しんぶん)と、食(た)べもの 飲(の)みものです。

▼たとえば、
次(つぎ)の 食(た)べもの 飲(の)みものは
消費税(しょうひぜい)が ８％のままです。
・お米(こめ)や野菜(やさい)、肉(にく)や魚(さかな)などの
食(た)べもの
・お茶(ちゃ)や水(みず)、ジュースなどの
飲(の)みもの
・パンや牛丼(ぎゅうどん)、コーヒーなど
お店(みせ)で買(か)い 家(いえ)に持(も)ち帰(かえ)ってから
食(た)べるものや 飲(の)むもの

▼一方(いっぽう)で 次(つぎ)の食(た)べもの 飲(の)みものは
消費税(しょうひぜい)が １０％に上(あ)がります。
・お酒(さけ)
・レストランなどの お店(みせ)の中(なか)で
食(た)べるものや 飲(の)むもの
・パンや牛丼(ぎゅうどん)、コーヒーなど
お店(みせ)で買(か)い お店(みせ)の中(なか)で
食(た)べるものや 飲(の)むもの

▼このように
同(おな)じ食(た)べもの 飲(の)みものでも、
家(いえ)に 持(も)ち帰(かえ)ってから 食(た)べるか
お店(みせ)の中(なか)で 食(た)べるかで、
消費税(しょうひぜい)の高(たか)さが 変(か)わります。

そのため お店(みせ)の人(ひと)たちは、
お客(きゃく)さんに
「持(も)ち帰(かえ)って 食(た)べますか？
お店(みせ)の中(なか)で 食(た)べますか？」
などと 確認(かくにん)しなければいけません。

▼生活(せいかつ)に必要(ひつよう)なものの 値段(ねだん)を
上(あ)げないことは 大切(たいせつ)ですが、
お店(みせ)の人(ひと)たちは
準備(じゅんび)が 大変(たいへん)になりそうです。