会社が雇う必要のある障害者の数が 増えた
2024年4月7日
障害のこと / しょうがいのこと

(音声:VOICEVOX:波音リツ)
2024年4月1日、
「法定雇用率」が 上がりました。
法定雇用率は、
1つの会社で働いている人たちのうち
障害のある人の割合を
ルールとして 決めたものです。
3月までの法定雇用率は、
2.3パーセントでした。
たとえば、
1000人の人が 働いている会社は、
少なくとも 23人の障害者を
雇っていることが 必要でした。
4月からは 2.5パーセントになりました。
1000人なら
少なくとも 25人の障害者を
雇っていることが 必要です。
もちろん、法定雇用率よりも
多くの障害者を雇っても いいです。
実際に、たくさんの障害者が
活躍している会社もあります。
一方で、
雇っている障害者の数が
法定雇用率よりも 少ない会社は、
国から 注意を受けたり、
できていない会社として
会社の名前を発表されることが あります。
会社が より多くの障害者を
雇うように、
国は 法定雇用率を上げました。
しかし、
決められた人数の障害者を
雇わない会社も、
去年は 全体の半分くらい ありました。
また、障害者を雇っていても、
働いている障害者への配慮が
足りない場合も あります。
障害のある人の働く場を 増やすほか、
障害のある人も ない人も 働きやすい職場に
していくことが 大切です。