(音声:八島 みこさん)
2024年3月1日、
マンガ家の 鳥山 明さんが
急に亡くなりました。
鳥山さんは 68歳でした。
鳥山さんは 1978年から
マンガ家として活動し、
有名な作品を たくさん描きました。
たとえば、
1980年から描いた『Dr.スランプ』は、
アニメにも なって
大人気になりました。
主人公の「アラレちゃん」が しゃべる
「バイちゃ」などのセリフも
とても流行しました。
また、1984年から描いた
『ドラゴンボール』も 有名です。
主人公の「孫悟空」が
「かめはめ波」などの技を使いながら
仲間たちと一緒に
さまざまな敵と戦う物語です。
1986年に アニメ化されると、
海外でも 多くの国で放送されました。
今でも世界中に
ドラゴンボールのファンがいます。
さらに、鳥山さんの作品は
マンガ以外にも あります。
鳥山さんは、
『ドラゴンクエスト(ドラクエ)』
というゲームに 登場する
キャラクターを 描きました。
ドラクエは、勇者である主人公が
さまざまなモンスターと 戦いながら
成長する物語です。
主人公は「スライム」というモンスターに
物語の最初に 出会います。
鳥山さんがデザインした スライムは、
丸くて かわいらしいので、
とても人気です。
ほかのマンガ家も
鳥山さんを とても尊敬していました。
鳥山さんに憧れて がんばり、
有名な作品を描いたマンガ家も 多くいます。
鳥山さんのマンガは
世界中で 人気になり、
日本のマンガが 世界に愛される
大きな きっかけを つくりました。
鳥山さんが 突然 亡くなったことに、
世界の多くの人が驚き、悲しみました。
鳥山さんが描いた 物語やキャラクターは
世界のたくさんの人にとって
とても身近なものだったのです。