月を調べる日本の機械が 月に着いた

月(つき)に着(つ)いたことを話(はな)す
ＪＡＸＡ(ジャクサ)の人(ひと)たち
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)：毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)：加藤(かとう) 愛(あ)優美(ゆみ)さん)

月(つき)を調(しら)べる機械(きかい)「ＳＬＩＭ（スリム）」が
２０２４年(ねん)１月(がつ)２０日(はつか)、
月(つき)に降(お)りることに 成功(せいこう)しました。

日本(にほん)の機械(きかい)が 月(つき)に着(つ)いたのは
今回(こんかい)が 初(はじ)めてです。
世界(せかい)では アメリカや中国(ちゅうごく)などに 続(つづ)いて
５か国(こく)目(め)になります。

ＳＬＩＭ(スリム)は、
２０２３年(ねん)９月(がつ)に
宇宙(うちゅう)に 行(い)きました。
「ＪＡＸＡ(ジャクサ)」という
宇宙(うちゅう)の研究(けんきゅう)をしている 日本(にほん)の機関(きかん)が
ロケットに乗(の)せて 打(う)ち上(あ)げました。
人(ひと)は 乗(の)っていません。

２０２４年(ねん)１月(がつ)２０日(はつか)の
夜中(よなか)１２時(じ)ごろ、
ＳＬＩＭ(スリム)は
月(つき)に 降(お)り始(はじ)めました。
そして、およそ２０分(ぷん)後(ご)に
月(つき)に着(つ)きました。

ＳＬＩＭ(スリム)が月(つき)に着(つ)いたときのイメージ。©ＪＡＸＡ(ジャクサ)

ＳＬＩＭ(スリム)を打(う)ち上(あ)げた 目的(もくてき)の１つは、
月(つき)に行(い)ったあと
狙(ねら)ったところに 降(お)りられるかを
試(ため)すことでした。
今回(こんかい)は、狙(ねら)ったところから
１００メートル以内(いない)の場所(ばしょ)に
降(お)りることを 目標(もくひょう)にしていました。

１月(がつ)２５日(にち)、
ＪＡＸＡ(ジャクサ)の担当者(たんとうしゃ)は、
狙(ねら)ったところから
５５メートル 離(はな)れた位置(いち)に
ＳＬＩＭ(スリム)が 降(お)り立(た)ったと
発表(はっぴょう)しました。

１００メートル以内(いない)の場所(ばしょ)に
降(お)りることに 成功(せいこう)したのです。

これほど正確(せいかく)に
月(つき)に降(お)り立(た)ったのは、
世界(せかい)でも 初(はじ)めてのことです。