(2024年1月7日 更新)
1月1日に起こった「能登半島地震」で、
たくさんの被害が出ています。
たいへん悲しいことに、
亡くなってしまった人もいます。
また、避難生活を送っている人が
たくさん います。
避難している 障害のある人の不安が
少しでも 安心に変わるように、
私たちから お伝えしたいことを 記します。
障害のある人たちの周りにいる皆様へ
※以下のことは、障害のない人たちにとっても
役に立ちます。
【情報が伝わるように】
○避難所で伝えられる情報は、
声で伝えるほか、掲示板などに書き出すなど、
いろいろな手段を使うことで、
より多くの人に伝わります。
○情報を 書いて伝えるときは、
端的に わかりやすく書くことで、
理解できる人が 増えます。
<わかりやすくするポイントの例>
・掲示するときは、情報を分野ごとに分ける
・大きめの字で書く、漢字には ふりがなをつける
・耳で聞いて わかりやすい言葉を使う
(たとえば、
「配布」→「配る」
「ご遠慮ください」→「しないでください」)
・マークやイラストなども使う
【障害特性の理解を】
○知的障害・発達障害のある人の中には、
生活環境の変化が苦手な人もいます。
また、特定のグッズや食べ物などがないと 生活できない
という人もいます。
たとえば、
「白いもの」しか食べられない人、
決まった動画を見ないと 落ち着かない人もいます。
一般的には「わがまま」に見えても、
その人にとっては なくてはならないものであることを
ご理解ください。
【避難所以外での支援も】
○知的障害のある人や その家族の中には、
避難所に行けなくて
車の中や自宅などで過ごしている人もいます。
その人たちにも 情報や物が
届けられることが 必要です。
私たち スローコミュニケーションは、
地震にあった方々が
できるだけ早く 元の生活に戻れることを
願っています。