(音声:天馬 トモエさん)
車の免許が必要な地域がある
電車やバスの本数が少ない
地域に住んでいる人は
車がないと 困ってしまいます。
例えば、スーパーやコンビニなどの
買い物ができる場所と家が離れていると、
買い物ができなくなってしまうなどの
問題が起きます。
また、地域によっては、車がないと
移動ができない場所もあります。
障害のある人たちの中にも
車の免許を取りたいという人がいます。
障害のある人は車の免許を持っている?
障害のある人たちの中で、
車の免許を持っている人たちは います。
全国で約25万人の障害のある人 が
車の免許を取っています。
例えば、耳の聞こえない人は
運転の時に、補聴器を使用したりします。
車の免許を取るにはどうすればいい?
身体障害のある人が車の免許を取るためには、
運転免許センターに 相談する必要があります。
車に乗るために 補装具などを
使うかどうか 相談します。
その後、車の免許を
取ることができるか、できないかを、
運転免許センターの人達が決めます。
知的障害のある人が免許を取るのは難しい?
知的障害のある人は 他の障害のある人と比べて
車の免許を取るのが大変かもしれません。
車の免許を取るためには、
車の仕組みや交通ルールを理解する力や
運転するための集中力が
たくさん必要になるからです。
車の免許を取るためには
車を運転するための知識があるかを
確認するテストがあります。
また、車を実際に動かすテストで、
少なくとも1時間は運転します。
知的障害のある人も 他の人と同じように
安全に 車を運転しなければなりません。
そのため、
運転する技術や、交通ルールなどを
きちんと身につける必要があります。
知的障害のある人が車の免許を取るために
例えば、徳島県では、
自動車教習所を退職した教官を招いて
障害のある人が車の免許を取るための
講座が開かれています。
2002年8月から2023年3月31日までに
障害のある166名が
車の免許を取ることができています。
※この文章は、
立正大学 社会福祉学部 社会福祉学科 打浪ゼミの
3年生が 作成しました。