性別を変えるために 手術が必要なのは 憲法違反だと 最高裁が言った

裁判(さいばん)結果(けっか)()せる
弁護士(べんごし)たち
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい):ゆたさん)

日本(にほん)には「戸籍(こせき)」があります。
戸籍(こせき)とは、(ひと)()まれてから ()くなるまで
その(ひと)情報(じょうほう)登録(とうろく)されているものです。
戸籍(こせき)には、
()まれた(とき)(からだ)性別(せいべつ)登録(とうろく)されています。

しかし、
自分(じぶん)()まれた(とき)(からだ)性別(せいべつ)
自分(じぶん)(おも)性別(せいべつ)(ちが)(ひと)がいます。

()まれた(とき)(からだ)性別(せいべつ)男性(だんせい)で、
自分(じぶん)(おも)性別(せいべつ)女性(じょせい)だという(ひと)や、
()まれた(とき)(からだ)性別(せいべつ)女性(じょせい)で、
自分(じぶん)(おも)性別(せいべつ)男性(だんせい)だという(ひと)などです。

性同一性(せいどういつせい)障害(しょうがい)」と
診断(しんだん)されることも あります。

(いま)日本(にほん)法律(ほうりつ)では
戸籍(こせき)性別(せいべつ)()えるために、
いろいろなことが 必要(ひつよう)です。

法律(ほうりつ)では、
病院(びょういん)で「性同一性(せいどういつせい)障害(しょうがい)」と
診断(しんだん)()けること、
()どもをつくる機能(きのう)を なくすこと、
性器(せいき)(かたち)()えることなどが
()められています。

そのため、
戸籍(こせき)性別(せいべつ)()えるためには
手術(しゅじゅつ)をしなければ なりません。
手術(しゅじゅつ)は、(からだ)(こころ)(おお)きな負担(ふたん)がかかります。
時間(じかん)やお(かね)も たくさん必要(ひつよう)です。

2023(ねん)10(がつ)25(にち)
最高(さいこう)裁判所(さいばんしょ)は、この法律(ほうりつ)
()どもをつくる機能(きのう)を なくすこと」
という条件(じょうけん)は、
憲法(けんぽう)違反(いはん)していると ()いました。

憲法(けんぽう)では、自分(じぶん)(いや)なら
自分(じぶん)(からだ)(きず)つけられない
という自由(じゆう)(まも)られています。

しかし この条件(じょうけん)は、
自分(じぶん)(いや)なのに
手術(しゅじゅつ)をしなければ ならないので、
憲法(けんぽう)違反(いはん)しているということです。

法律(ほうりつ)憲法(けんぽう)違反(いはん)していると
最高(さいこう)裁判所(さいばんしょ)判断(はんだん)するのは
とても めずらしいことです。

(くに)は、
法律(ほうりつ)を これからどうしていくか、
(かんが)えていくことになりそうです。

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