(イラスト:achacaさん)
(音声:
いまの日本の世の中では、
テレビやインターネットなどから
ものすごく たくさんの情報が 流れています。
情報の内容も いろいろですし、
わかりやすいかどうか、
信用できるかどうか など、
情報の質も いろいろです。
ウソが 広まって…
新型コロナが 日本で
広まりはじめたころ、
トイレットペーパーが
どんどん 売り切れたことを
覚えていますか?
きっかけは
ツイッターで流れた
「トイレットペーパーが 不足する」
というウソでした。
実際には、トイレットペーパーは
十分に ありました。
しかし、ウソを信じて
トイレットペーパーを
買い占める人も出てきたため、
本当に売り切れてしまいました。
情報を 慎重に確認しよう
このときは、新型コロナで
みんなが 不安になっていました。
だから いろいろな情報で
混乱しやすかったです。
ただ、情報にだまされないことは
ふだんでも 大切です。
どこからの情報かを 確かめる、
他の人に 聞いてみる、
別の情報で 確かめる など、
慎重に確認すると いいです。
あわてないことが 大事ですね。
本当の情報でも 気をつけること
信用できる情報を得たときにも
気をつけることが あります。
それは、
「全部が そうだ」と
思いこまないことです。
たとえば、
「アフリカでは 貧しい人が暮らしている」と
聞いたことがあるでしょう。
実際、貧しい人は多いです。
しかし アフリカにも、
都会で お金持ちが多い 国や地域は あります。
思いこんでしまうと、
自分の中で 間違った情報を
作ってしまうことになります。
みんなで 気をつけたいですね。