(イラスト:achacaさん)
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▼スマホを 声で 操作できたり、
外国語が あっという間に
日本語に なったり、
ロボットが 料理を運んだり…。
アニメに 出てくるような
未来の世界が、
現実になってきています。
▼こうしたことが できるのは、
「AI」というものの おかげです。
AIは、
人間が 頭で考えて するようなことを
コンピューターがする技術です。
▼AIを使えば、ロボットが
人や物をよけて 動いたり、
コンピューターが
声を 聞き取ったりできます。
「チャットGPT」は
コンピューターと
文章で やりとりできる
システムで、これにも
AIが 使われています。
▼また、いまのAIは
将棋やチェスなどのゲームが
とても 強いです。
藤井聡太さんら 将棋の棋士も
AIを使って 練習しています。
▼AIは こうしたことが
できるようになるために、
「勉強」をしています。
世の中にある たくさんの情報を
取り込んだり、練習問題を
たくさん 解いたりします。
そうやって 知識を増やして、
判断が できるようにしています。
▼ただし、AIは
間違った情報を 取り込めば、
間違った判断を します。
また、取り込む情報が
かたよっていると、
AIの判断も かたよります。
▼それでも、AIで
いろんなことが
できるようになっています。
人間の仕事が なくなるのではと
心配する人も います。
一方で、人間は 今まで
「きちんと できる能力」が
求められすぎていたと思います。
完璧ではなく、失敗する。
調子は 毎日 違う。
それらが人間の「よさ」として
見直されていくかもしれません。