旧優生保護法の報告書が まとまった

報告書(ほうこくしょ)()けとる
国会議員(こっかいぎいん)
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)八島(やしま) みこさん)

1996(ねん)まで
優生(ゆうせい)保護法(ほごほう)」という法律(ほうりつ)
ありました。
この法律(ほうりつ)では、
障害(しょうがい)のある(ひと)などが
()どもを ()めないように、
無理(むり)やり 手術(しゅじゅつ)()けさせることを
(みと)めていました。

これについて調(しら)べた 報告書(ほうこくしょ)
まとまり、
2023(ねん)(がつ)19(にち)
国会(こっかい)提出(ていしゅつ)されました。

報告書(ほうこくしょ)には、
全国(ぜんこく)資料(しりょう)(のこ)っていた
6550(けん)手術(しゅじゅつ)について、
調(しら)べた結果(けっか)などが ()かれています。

報告書(ほうこくしょ)によると、
障害(しょうがい)のある(ひと)()()ちや (かんが)えを
確認(かくにん)しないで、
()どもを()めなくする手術(しゅじゅつ)
していた場合(ばあい)が ありました。

たとえば、
障害(しょうがい)のある(ひと)家族(かぞく)
手術(しゅじゅつ)()けさせたいと 希望(きぼう)して
手術(しゅじゅつ)したり、
福祉(ふくし)施設(しせつ)(はい)るための 条件(じょうけん)として
手術(しゅじゅつ)していました。

また、病気(びょうき)手術(しゅじゅつ)だと
(うそ)をついていた場合(ばあい)も ありました。

さらに、
手術(しゅじゅつ)()けた(ひと)のうち、
いちばん(わか)かったのは
(さい)()どもだったことも
わかりました。

報告書(ほうこくしょ)()()った 国会議員(こっかいぎいん)
「二()(おな)じことが ()こらないように
一人(ひとり)ひとりが 報告書(ほうこくしょ)内容(ないよう)
(おも)(かんが)えないといけない」
()いました。

(くに)
無理(むり)やり 手術(しゅじゅつ)された(ひと)たちに
しっかり(あやま)っていくことが 必要(ひつよう)です。
そして、
障害(しょうがい)のある(ひと)自分(じぶん)将来(しょうらい)
自分(じぶん)(えら)べる社会(しゃかい)になるよう、
制度(せいど)などを (ととの)えていくことが
大切(たいせつ)です。

ニュースの種類しゅるい