訓練する 自衛隊
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:加藤 愛優美さん)
2022年12月16日、
日本の政府は、
「防衛3文書」の内容を
新しくしました。
新しい防衛3文書によって、
日本の防衛は 大きく変わります。
「防衛3文書」とは、
日本を ほかの国の攻撃から
どのように守るかを 決めた
国の 3つの文書のことです。
1つ目は、
「国家安全保障戦略」です。
これは、日本が ほかの国と
どのように関わっていくかや
日本を どのように守るかなど、
基本的なことを 決めたものです。
2つ目は、
「国家防衛戦略」です。
これは、これから10年のあいだ
具体的に どのような方法で
国を守っていくかを 決めたものです。
3つ目は、
「防衛力整備計画」です。
これは、これから5年のあいだ
自衛隊の人数を
どれくらいにするかや、
どんな武器を
どれくらい準備するかなど、
さらに具体的に 決めたものです。
中国や北朝鮮、ロシアなど
日本の周りの国ぐにが
軍隊を 大きくしたり
ミサイルを 撃つなど
不安なことをしているため、
日本の政府は 今回
この3つの文書を 変えました。
これまでは、
日本に 攻めてくる船を 攻撃したり、
飛んでくるミサイルを
打ち落とすことが 認められていました。
これからは、
攻めてくるミサイルの 基地などを
直接 攻撃することも
できるようになります。
また、そのために新しく
ミサイルなどの武器を 買ったり、
作ったりすることも
決められました。
このように 日本の防衛を
変えることについて、
国を守るために 必要だ
という人もいれば、
かえって戦争に
巻き込まれるのではないかと
不安に思っている人も います。