大臣がやめたことについて
謝る 岸田 文雄 首相
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:ゆたさん)
2022年10月から11月にかけて、
岸田 文雄 首相が 選んだ大臣が
3人も やめました。
最初にやめたのは、
山際 大志郎 大臣です。
経済再生担当という、
日本の経済を よくするための大臣を
務めていました。
山際大臣は、
旧統一教会という宗教団体の
集会などで 話をしていました。
この団体は、
団体に入った人たちに
生活できなくなるほど
お金を 寄付させるなど、
問題があるといわれている 団体です。
そんな団体と 仲良くしているのは
政治家として問題があると 批判され、
大臣を やめました。
次に やめたのは、
葉梨 康弘 法務大臣です。
法務大臣の仕事には、
死刑が決まった人について
実際に 死刑をおこなう
タイミングを決めるという、
とても重要な仕事が あります。
このことについて 葉梨大臣は、
「法務大臣は
死刑のはんこを 押すときだけ、
ニュースのトップになる
地味な役職だ」などと
くりかえし言いました。
この仕事の重さを
わかっていないと 批判され、
大臣を やめました。
さらに、11月21日には
寺田 稔 総務大臣が
大臣を やめました。
寺田大臣は、
奥さんが代表をしている 政治団体が
税金を 正しく納めていないのでは
などと、お金にかかわる問題で
たくさんの疑いが ありました。
大臣に これほど
疑いがあるのは 問題だと
批判されていました。
たくさんの大臣が やめて、
国の政治を うまく進められるのか
心配と 不信の声が あがっています。