「性の多様性」をあらわす
レインボーの旗を ふる人
(写真提供:田島 寛久さん)
(音声:加藤 愛優美さん)
▼あなたは、
自分の性別を なんだと思っていて、
どんな性別の人に 恋をしますか?
たぶん、
いろいろな人がいると 思います。
自分を 男性だと思っていて、
女性に 恋をする人。
自分を 男性だと思っていて、
男性に 恋をする人。
自分の性別は、
男性でも 女性でもないと 思っている人。
男性にも 女性にも 恋をする人。
だれにも 恋をしない人。
このように
・自分の性別を なんだと思っているか
・どんな性別の人に 恋をするか、しないか
は、人それぞれです。
これを「性の多様性」といいます。
▼性の多様性は
大事にされなければ いけません。
性別や 恋をする気持ちなど
性のありかたは、
その人の人生に
大きく 関係することだからです。
そのため、役所などは
性の多様性を 理解して、
サービスやルールを 作る必要があります。
▼しかし、これまで役所などは、
男性と女性のカップルだけを 考えて
サービスやルールを 作ってきました。
また ほとんどの書類で、
性別を書くときに
男性か女性の どちらかしか 選べません。
そのせいで、いやな思いをしたり
不便な思いをしたりする人が います。
同じ性別どうしのカップルなどに 対する
人びとの 偏見もあります。
▼このような 性の多様性に関する
差別や偏見を なくすために、
役所などは サービスやルールを
どう変えればいいか 考えています。
これからの 社会の変化に
注目していきましょう。
(文:竹口 ひかり)