国際会議の様子
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:西山 祐樹さん)
2022年8月27日、
国連で 行われていた
「核兵器不拡散条約(NPT)」の会議が
何も決まらないまま 終わりました。
「核兵器不拡散条約(NPT)」は、
核兵器を持つ国を 増やさないこと
核兵器を 減らしていくことを 決めた
国際的なルールです。
191の国と地域が
この条約に 参加しています。
この条約では 5年に1度、
条約に参加している国が 集まって
会議をします。
新型コロナウイルスの影響で
今回は 7年ぶりの会議でした。
会議では、核兵器を減らすため
それぞれの国の代表者が 意見を出して
話し合います。
そして、会議でまとまったことを
今後の目標として
それぞれの国が 守っていきます。
今回の会議では
最後に ロシアが 反対して
話し合いが まとまりませんでした。
4週間も 会議をしたのに
何も 決められなかったのです。
いま、ロシアは ウクライナと
戦争をしています。
そのなかで、
会議が ウクライナの味方をするように
まとめられたので、
ロシアは 反対しました。
今回の結果は 残念ですが、
世界中の国々が
核兵器をなくしていくために
行動をしなくては いけません。
日本も 核兵器をなくすために
何ができるか よく考える必要が
ありそうです。