夏の甲子園、仙台育英が 初優勝！

優勝(ゆうしょう)した 仙台(せんだい)育英(いくえい)の選手(せんしゅ)たち
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)：毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)：ゆたさん)

２０２２年(ねん)８月(がつ)２２日(にち)、
夏(なつ)の甲子園(こうしえん)の 決勝(けっしょう)戦(せん)があり、
仙台(せんだい)育英(いくえい)が 優勝(ゆうしょう)しました。

「夏(なつ)の甲子園(こうしえん)」は、
毎年(まいとし) おこなわれる
高校(こうこう)野球(やきゅう)の大会(たいかい)です。
すべての都道府県(とどうふけん)で 予選(よせん)をして、
１位(い)になった高校(こうこう)が
大会(たいかい)に 出(で)られます。

この大会(たいかい)は、毎年(まいとし)夏(なつ)に
兵庫県(ひょうごけん)にある
「阪神(はんしん)甲子園(こうしえん)球場(きゅうじょう)」で 行(おこな)われるので、
「夏(なつ)の甲子園(こうしえん)」と 呼(よ)ばれています。

決勝(けっしょう)戦(せん)では、
宮城県(みやぎけん)にある 仙台(せんだい)育英(いくえい)という高校(こうこう)と
山口県(やまぐちけん)にある 下関(しものせき)国際(こくさい)という高校(こうこう)が
戦(たたか)いました。
仙台(せんだい)育英(いくえい)は 満塁(まんるい)ホームランもあり、
８－１で 下関(しものせき)国際(こくさい)に 勝(か)ちました。

仙台(せんだい)育英(いくえい)が 夏(なつ)の甲子園(こうしえん)で
優勝(ゆうしょう)するのは 初(はじ)めてです。
また、甲子園(こうしえん)は１００年(ねん)以上(いじょう)
続(つづ)いている大会(たいかい)ですが、
東北(とうほく)にある高校(こうこう)が
優勝(ゆうしょう)するのは 初(はじ)めてです。

８月(がつ)２３日(にち)、
仙台(せんだい)育英(いくえい)の選手(せんしゅ)たちは、
「優勝旗(ゆうしょうき)」という
優勝(ゆうしょう)した高校(こうこう)が受(う)け取(と)る旗(はた)を持(も)って
宮城県(みやぎけん)に 帰(かえ)りました。

これまで 優勝旗(ゆうしょうき)が
東(とう)北(ほく)に行(い)くことは ありませんでした。
大昔(おおむかし)、関東(かんとう)と東北(とうほく)のあいだに
「白河(しらかわ)の関(せき)」という場所(ばしょ)が
あったことから、
「優勝旗(ゆうしょうき)が 白河(しらかわ)の関(せき)を越(こ)えて
東北(とうほく)に行(い)けない」
と言(い)われていました。

今回(こんかい)、優勝旗(ゆうしょうき)が 初(はじ)めて
「白河(しらかわ)の関(せき)」を越(こ)えたのです。

仙台(せんだい)育英(いくえい)の生徒(せいと)や
その家族(かぞく)は もちろん、
たくさんの東北(とうほく)の人(ひと)たちが
優勝(ゆうしょう)を 喜(よろこ)んでいます。