学校で起きた事件で
亡くなった 子どもたちに
お花を供える人たち
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:加藤 愛優美さん)
2022年6月25日、アメリカで
銃を 簡単に買えないようにする
法律が できました。
アメリカの 憲法では
国民に 武器を持つ権利を
認めています。
そのため アメリカでは、
警察官でも 軍隊でもない
普通の人が、
銃を買って 持ち歩くことができます。
危ないことがあったら
銃で 自分の身を守ろうというのです。
しかし、
昔から 銃を使った犯罪で
多くの人が 亡くなっています。
2022年5月に
男が 銃を乱射して
10人が 亡くなったり、
男が 学校に侵入して
多くの子どもを 銃で殺す事件が
起きました。
このような事件が 続いたので、
銃を禁止するべきという人たちの 意見が
強くなりました。
そして今回、
銃を 簡単に買えなくする法律が
できたのです。
一方で、アメリカには
国民が 自由に銃を持てるほうが
安全だと 思っている人たちも
たくさんいます。
6月23日に
アメリカの裁判所は、
ニューヨーク州の 銃の持ち歩きを
制限する法律が
憲法に違反しているという判決を
出しました。
銃を 禁止するべきかどうか
ひとつの国の中でも
意見が 分かれています。