1ドル=130円の表示
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:ゆたさん)
いま、「円安」が 進んでいます。
「円安」とは、
日本のお金「円」の価値が
下がることです。
アメリカなどでは
お金は「ドル」が 使われます。
円安は 例えば、
1ドルが ほしい時に
今までは 100円で 交換できたのが、
130円 必要になってしまうことです。
円安が進むと
日本で売っている物の 値段が
高くなると 言われています。
日本は 物を作るのに
多くの材料を
外国から 買っています。
外国から 材料を買うときは
日本の会社が 持っている「円」を
外国のお金に 交換して
外国の会社に 支払います。
そのため 円安になると、
外国の材料を 買うのに
多くのお金が 必要になります。
このままだと
会社のもうけが 少なくなるので、
作った物の値段を
上げることになるのです。
しかし、物の値段が高くなっても
私たちの給料は
上がるわけではありません。
そのため、
生活が苦しくなる人も います。
国は 日本で作る材料を増やして、
外国から 材料を買わなくても
済むようにしたり、
生活に困っている人たちを
助けると言っています。