知床半島の海で
見つからない人を探す 船たち
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:ゆたさん)
2022年4月23日、
北海道にある 知床半島の近くの海で、
観光のための 船が
事故を起こしました。
船のなかに 海水が流れ込み
操縦できなくなって、
海で 迷ってしまったのです。
知床半島は、
北海道にある 人気の観光地です。
豊かな自然が 残っていて、
クマなどの 野生動物も
たくさんいます。
世界自然遺産にも 選ばれています。
事故を起こしたのは、
「KAZU 1(カズ ワン)」という名前の
小さな船です。
この船は、海から
知床半島の滝や クマを見る
お客さんを 乗せていました。
事故のあった日は、
強い風が 吹いていて、
波も高く 海は荒れていました。
そのため、地元で 漁をしている人は
船で海に出ないよう
止めていたといいます。
この船には
26人が 乗っていました。
今までに見つかった人は
みんな 亡くなっていました。
まだ見つかっていない人もいるので
海上保安庁や 警察、
地元の漁船や ほかの観光の船などが
探しています。
また、ほかの観光の船は、
ゴールデンウィークから
営業する予定でした。
しかし、この事故が起きたので、
ほかの船も しばらく
営業しないことになりました。