(音声:西山 祐樹さん)
2022年4月から
東京都立の高校の
「ブラック校則」 が なくなります。
「校則」とは、学校で
生徒が 守らなければいけない
ルールのことです。
「ブラック校則」とは、
なぜ 守らなければいけないのか
理由が わからなかったり、
厳しすぎたりする 校則のことです。
例えば、
下着の色が 決まっていて
学校で チェックされたり、
髪型や髪の色などが
厳しく 決まっていたりしました。
このような「ブラック校則」は
生徒の自由を 奪いすぎたり、
生徒の心を 傷つけているとして
問題になっていました。
東京都の教育について話し合う
東京都教育委員会でも、
ブラック校則が 話題になりました。
そして 2021年4月に、
校則の例を出して、
「これらの校則がある場合は、
必要な校則なのか
生徒や保護者と 話しあってください」
と、高校に言いました。
それぞれの高校で
話し合いをした結果、
5つの校則が
すべての高校で
なくなることになりました。
すべての高校でなくなるルールは
次の5つです。
1、学校に着てくる下着の色を 決めること
2、髪の色を 黒く染めさせること
3、「ツーブロック」という
刈り上げた髪型を 禁止すること
4、学校でトラブルを起こした罰として
学校に来させないこと
5、「高校生らしい」などの
あいまいな言葉で 指導すること
東京都の小池 百合子 知事は
「子どもたちが 意見を出しあって、
学校のルール作りに関わるのは
大事だ」と話しました。