銀行のATM
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:加藤 愛優美さん)
2022年1月17日から
ゆうちょ銀行のATMで
1円玉、5円玉などの硬貨を
預けたり おろしたりするときに
手数料が かかるようになりました。
なぜ このようなことに
なったのでしょうか?
銀行は 私たちから お金を預かって
そのお金を 会社に貸しています。
銀行は お金を貸している会社から
利息を 払ってもらいます。
これは 物を借りるときの
レンタル料のようなものです。
これが 銀行の利益になります。
しかし ここ数年、
利息が低く 銀行が
儲からなくなりました。
また、硬貨をあつかう
ATMなどの機械が
詰まったりして 壊れることが多く、
その修理に お金がかかる
という問題が ありました。
そこで ゆうちょ銀行は、
硬貨を 出し入れするときに
手数料を 取ることにしたのです。
また、ほかの銀行でも
たくさんの硬貨を 預けると
手数料が かかることがあります。
しかし、銀行が
手数料を 取るようになると
困る人たちも 出てきます。
例えば、街中での募金や
神社のお賽銭のように、
たくさんの硬貨が
集まる場合です。
募金を集めた人や 神社の人は、
硬貨を 銀行に預けるときに
手数料が 取られてしまいます。
銀行は わたしたちの生活に
欠かせないものなので、
たくさんの人に 影響が出そうです。