(イラスト:achacaさん)
(音声:加藤 愛優美さん)
▼わたしたちは 毎日、
食べものを買って 料理したり、
お弁当などを 買ったり、
お店で 料理を食べたりしますね。
だから、食べものの値段が上がると、
使う お金も 増えてしまいます。
▼残念ながら、
いろいろな食べものの値段が
上がっています。
たとえば、
一部の パンや ポテトチップスは
1月に 値段が上がっています。
そのほか、冷凍食品や めん類、
マヨネーズ、ソーセージなども
一部は 2月・3月ごろから
値段が上がります。
また、値段は上げない代わりに
量が少なくなる商品も あります。
▼値段が上がるのには、
いくつかの原因が あります。
① 原料が うまく育たなかった
原料が育つには よくない天気が
続きました。そのため、
たとえば 油の原料になる菜種、
パンやパスタを作るための小麦、
ジャガイモなどの野菜が
うまく 育たず、
あまり 取れませんでした。
取れる量が 少ないと、
値段が上がるのです。
② 世界中で 食材が売れた
新型コロナが落ち着いてきて、
世界中で レストランなどが
前のように 営業しはじめました。
油などの食材も たくさん売れます。
すると、食材を売る会社は
値段を上げるようになります。
③ 配達代が 高くなった
ガソリンの値段が上がったりして
材料や商品を運ぶのに かかる
お金が 高くなりました。
食べものの会社が払う お金も
増えてしまいました。
このように いろいろな値段が
上がった分、
食べものの値段も
上がることになったのです。
▼レストランなどでも、
食材の値段が上がって
困っています。
料理の値段を上げないと、
お店の人の給料が減ったり
するかもしれません。
社会のために、値段が上がるのは
仕方のないことでも あるのです。