真鍋 淑郎さんが ノーベル物理学賞を もらう

真鍋(まなべ) 淑郎(しゅくろう)さん
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)：毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)：加藤(かとう) 愛(あ)優美(ゆみ)さん)

２０２１年(ねん)１０月(がつ)５日(いつか)、
アメリカで 研究(けんきゅう)をしている
真鍋(まなべ) 淑郎(しゅくろう)さんが
ノーベル物理学賞(ぶつりがくしょう)を もらうことが
決(き)まりました。

ノーベル()賞(しょう)とは
科学(かがく)などの分野(ぶんや)で
特(とく)にすばらしい 研究(けんきゅう)や発見(はっけん)をした人(ひと)が
もらえる賞(しょう)です。

真鍋(まなべ)さんは、
地球(ちきゅう)の気候(きこう)を 研究(けんきゅう)しています。

５０年(ねん)以上(いじょう)も前(まえ)に、
コンピューターを使(つか)って
地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)を 予測(よそく)しました。
二酸化(にさんか)炭素(たんそ)が 増(ふ)えると
地球(ちきゅう)の温度(おんど)が 上(あ)がるという
研究(けんきゅう)結果(けっか)を 発表(はっぴょう)したのです。

そのあとも 地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)の研究(けんきゅう)を
続(つづ)けてきました。
真鍋(まなべ)さんのおかげで、
私(わたし)たちは 早(はや)くから
地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)の問題(もんだい)に
気(き)づくことが できました。

真鍋(まなべ)さんは
日本(にほん)で 生(う)まれましたが、
研究(けんきゅう)のために アメリカへ行(い)き、
アメリカ()人(じん)に なりました。
日本(にほん)に戻(もど)らない理由(りゆう)について
真鍋(まなべ)さんは、
「アメリカでは 好(す)きな研究(けんきゅう)を
何(なん)でもできるから」と話(はな)しています。

そして 真鍋(まなべ)さんは、
「若(わか)い人(ひと) が興味(きょうみ)をもって研究(けんきゅう)できる
環境(かんきょう)を作(つく)ることが 大事(だいじ)です」と
話(はな)しました。