日本の遺跡や島が 世界遺産に 加わった
2021年8月8日
国内のこと / こくないのこと
世界遺産に加わった
遺跡と 島々
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:ゆたさん)
2021年7月16日から
7月31日まで
ユネスコの 世界遺産委員会が 開かれ、
日本の遺跡や 島が
世界遺産に 加わりました。
世界遺産は 3種類あります。
1つ目は、「文化遺産」です。
人間の歴史のなかで 大切な
建物や遺跡などが 選ばれます。
2つ目は、「自然遺産」です。
貴重な動物や植物がいる場所や、
地球の歴史を知るのに 重要な場所、
美しい景色がある場所などが
選ばれます。
3つ目は、
「文化遺産」と「自然遺産」の
両方にあてはまる「複合遺産」です。
今回、新しく
文化遺産に 選ばれたのは、
「北海道・北東北の縄文遺跡群」です。
北海道と、青森県、岩手県、
それに秋田県にある
縄文時代の 遺跡です。
縄文時代は、
何千年も前の日本で
狩りをしたり 山に行ったりして
食べものをとっていた 時代です。
この遺跡からは
そうした 縄文時代にも、
たくさんの人が 同じ場所に住んで、
祭りや祈りなどの 文化が
あったことが わかります。
歴史的に貴重な 遺跡だということで、
文化遺産に 選ばれました。
自然遺産に 選ばれたのは、
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部
および西表島」です。
この島々は
鹿児島県と 沖縄県にあります。
世界中で これらの島にしかいない、
貴重な動物や植物が いるということで、
自然遺産に 選ばれました。
これで 日本にある世界遺産は、
文化遺産が 20件、
自然遺産が 5件になりました。
今回、世界遺産となった場所を
管理している人たちは、
貴重なものを 守っていきながら、
研究や観光に 活かしていくと
話しています。