国会で みんな賛成し
法律ができた
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:西山 祐樹さん)
病気や障害のある子どもの中には、
呼吸をするのが むずかしい人や、
つばや たんを 飲みこめない人が
います。
その場合、
呼吸を助ける機械を つけたり、
1日に何回も つばや たんを
取ってもらったりすることなどが
必要です。
そうしたことを
医療的ケアと いいます。
医療的ケアが必要な子どもは
日本に 2万人以上いると
いわれています。
医療的ケアが必要な子どもは、
保育所で あずかってもらえなかったり
学校に 行く時に
家族の付き添いが
必要だったりします。
そのため、家族が 仕事をやめたり
医療的ケアが必要な子どもが
行きたい学校に
行けなかったりするという
問題があります。
そこで、
2021年6月11日、
医療的ケアが必要な子どもを
支援する法律が できました。
2021年の秋に
始まる予定です。
この法律では、
学校や保育所などに
看護師など
医療的ケアができる人を おくように
求めています。
家族が 付き添いをしなくても
いいようにします。
また、家族から 相談を受ける
支援センターも
都道府県ごとに 設置します。
どの地域でも
必要な支援を 受けられるよう、
都道府県などが
しっかり 対応することになります。