野口 聡一さんが 宇宙から 戻ってきた

宇宙船(うちゅうせん)で 植物(しょくぶつ)を育(そだ)てる実験(じっけん)をする
野口(のぐち) 総一(そういち)さん
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)：JAXA(ジャクサ)/NASA(ナサ))

(音声(おんせい)：ゆたさん)

宇宙(うちゅう)飛行士(ひこうし)の 野口(のぐち)聡一(そういち)さんが
２０２１年(ねん)５月(がつ)２日(にち)、
地球(ちきゅう)に戻(もど)ってきました。

野口(のぐち)さんが乗(の)った宇宙船(うちゅうせん)は
パラシュートを 開(ひら)いて
予定(よてい)通(どお)り アメリカの海(うみ)に
着(つ)きました。
乗(の)っていた４人(にん)全員(ぜんいん)が
無事(ぶじ)だということです。

野口(のぐち)さんは、２０２０年(ねん)１１月(がつ)に
アメリカ()人(じん)の宇宙(うちゅう)飛行士(ひこうし)
３人(にん)とともに 宇宙(うちゅう)へ行(い)き、
国際(こくさい)宇宙(うちゅう)ステーションで
科学(かがく)の実験(じっけん)などを していました。

たとえば 野口(のぐち)さんは、
宇宙(うちゅう)で 植物(しょくぶつ)を育(そだ)てる実験(じっけん)や、
宇宙(うちゅう)での ものの燃(も)え方(かた)を
調(しら)べる実験(じっけん)などを しました。

宇宙(うちゅう)では
「無(む)重力(じゅうりょく)状態(じょうたい)」といって
物(もの)も体(からだ)も
ふわふわ浮(う)きます。
そのため、
筋肉(きんにく)を使(つか)うことが 少(すく)なくなって
筋肉(きんにく)が弱(よわ)くなったり、
地球(ちきゅう)に戻(もど)ったときに
感覚(かんかく)がおかしくなったりします。

地球(ちきゅう)に戻(もど)った 野口(のぐち)さんたちは
これから、
地球(ちきゅう)の重力(じゅうりょく)に 慣(な)れるための
リハビリをする予定(よてい)です。