家に帰る人たち
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:西山 祐樹さん)
2021年3月19日、
東京商工リサーチという会社が、
「新型コロナウイルスの影響で
経営破たんした会社が、
1200社以上に なった」
と発表しました。
経営破たんとは、
会社が うまくいかなくなって
つぶれることです。
「会社が 倒産した」の「倒産」も
同じ意味で使うことが 多いです。
経営破たんした会社は、
レストランや 服屋、
工事をする会社が 多いです。
これらの会社は
新型コロナウイルスの影響で
お客さんが 減ったり、
工事の予定が 遅れて
お金が 入らなくなったりしたため、
会社が うまくいかなくなりました。
経営破たんした会社は、
会社を なくすか
もう一度 やり直すかを
考えることになります。
会社をなくす場合、
そこで働いている人は
仕事が なくなります。
もう一度 やり直す場合でも、
一部の人に
会社を 辞めてもらうことが
多いです。
新型コロナウイルスが
落ち着くまでは、
経営破たんによって、
仕事をなくす人も 増えるでしょう。
仕事が なくなったりして
お金に困っている人のために、
地域の社会福祉協議会に 申し込んで
お金を 借りられる制度などが
あります。
しかし、制度のことを 知らない人や、
手続きのやりかたが
わからないという人も 多いです。
困っている人が 制度を使えるよう、
わかりやすく 情報を広めることが
必要です。