津波があっても 倒れなかった
岩手県 陸前高田市の
「奇跡の一本松」
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:西山 祐樹さん)
2011年3月11日に起きた
東日本大震災から
今年で 10年が経ちました。
東日本大震災で 亡くなった人は
1万5000人を超え、
今も 2500人以上が
どこにいるか わかりません。
ケガがひどくなって
亡くなった人や
避難生活で 体調が悪くなり
亡くなった人も、
3700人以上います。
震災や原発の事故が 原因で、
今も たくさんの人が
住んでいた場所に 戻ることができず
避難生活を 続けています。
新しい場所で 暮らす 人たちからは、
家賃が高いので
経済的に大変だ という声や、
地域のつながりが
なくなってしまった という声が
あがっています。
ちょうど 10年が経った
2021年3月11日には、
全国の たくさんの場所で
お祈りが行われました。
芸能人や スポーツ選手なども
震災のことを 振り返り、
メッセージを 寄せています。
なかには、
フィギュアスケート選手の
羽生 結弦さんなど、
震災のときに 東北にいた人もいます。
日本は
地震などの災害が 多い国です。
災害は いつ起こるか
だれにも わかりません。
災害が 起きたときのために
なにもないときから
準備しておくことが 大切です。
災害が起きたときの 避難場所を
確認したり、
長く保存できる 食べものや飲みものを
用意しておくなど、
家族やまわりの人と 相談しながら
準備しておきましょう。
東日本大震災で
大変な思いをした方々が、
なるべく 穏やかで
前向きに 過ごしていけることを
願っています。