会議が作った 報告書の案
(音声:加藤 愛優美さん)
2021年2月22日、
障害者施設での
利用者のための 支援について
話しあう 神奈川県の会議が
ありました。
この会議には、
障害者の支援に くわしい 人たちが
参加しています。
この会議が 明らかにした
調査の結果では、
神奈川県が 作った
障害者施設のなかには
間違った考えで
利用者の「身体拘束」を
している施設が ありました。
「身体拘束」とは、
ベッドや車いすに 体をしばったり、
指を動かせない手袋を つけたりして、
体の自由を うばうことです。
部屋に閉じこめて
出られなくすることも 含まれます。
厚生労働省という 国の役所は、
「身体拘束」をするには
3つの条件がある
と言っています。
3つの条件とは、
・その人や まわりの人の
命が 危なかったり
大きなケガを したりしそうな
状況であること
・「身体拘束」のほかに 方法がないこと
・「身体拘束」は その時だけにすること
です。
ただし、
3つの条件すべてに
当てはまるときでも、
できるだけ
「身体拘束」しない方法を
考えることが 必要です。
この会議は、
「身体拘束」は
利用者の立場に立った 支援ではない
と言って、見直しを 求めています。
この会議は、
3月までに くわしい報告書を
作る予定です。