「主権者教育の手引き」が 全国の特別支援学校の先生たちに 配られる
2020年12月20日
障害のこと / しょうがいのこと
「主権者教育の手引き」の表紙
※2020年2月のものです
表紙は これから 新しくなる予定です
(音声:西山 祐樹さん)
東京都の 狛江市は、
「わかりやすい 主権者教育の手引き」を
つくりました。
この手引きは、学校や事業所、
障害のある人の親なども協力して、
2020年2月に できあがりました。
「主権者教育」とは、
自分の考えや 行動を
自分で 決められる力を つける
教育のことです。
今は 高校生も
選挙で 投票する機会が あります。
社会で 起こっていることを
自分にも関係のある 問題だとして、
どうやって 解決しようか 考えたり
選挙で 投票したりすることが
必要です。
そのためには、
主権者教育が 大切だと
考えられています。
しかし、
知的障害や発達障害のある生徒が
通う 特別支援学校では、
主権者教育が
なかなか 進んでいません。
知的障害や発達障害のある生徒に
どうやって 教えるかを まとめた
資料が ないからです。
そのため、
学校の先生たちも 困っています。
そこで 狛江市は、
特別支援学校での
主権者教育のやり方を まとめた
「わかりやすい 主権者教育の手引き」を
つくりました。
この手引きでは、
これまで 東京都の特別支援学校で
おこなってきた 授業の例などが
紹介されています。
ただ 投票の練習をするのではなく、
自分の考えを
自分で決める練習が できるよう
授業のポイントが
まとめられています。
狛江市は
2021年1月31日までに、
この手引きを
全国の 特別支援学校の
先生たちに 配る予定です。
主権者教育を きっかけに、
障害のある人の 社会参加が進むと
期待されています。
※12月27日と1月3日の更新は
お休みします。