医者を乗せて
警察署に入る 車
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:加藤 愛優美さん)
2020年7月23日、
医者2人が つかまりました。
この医者2人は
ALSという病気をもつ 女性から
「殺してほしい」と 頼まれ、
女性を殺したと されています。
ALSとは、体の筋肉が
だんだん動かなくなる 病気です。
病気を治す方法は
まだ 見つかっていません。
亡くなった女性は
インターネットで、
「安楽死させてほしい」と
書きこんでいました。
安楽死とは、
治らない病気をもつ人を
できるだけ 苦しくない方法で
死なせることです。
日本の法律では
認められていません。
この女性の書きこみを 見た医者は
女性から お金をもらって
依頼を受けました。
女性の家に行き 薬を使って
女性を殺したと いわれています。
ALSになり
自分で 体を動かせなくなっても
目や耳には 問題がないため、
目の動きで 言葉を伝えて
コミュニケーションする人もいます。
一方で、今までの生活とは
大きく 変わることから
将来に 希望が持てない人もいます。
しかし、治らない病気になっても
もちろん 生きていい、
「生きたい」と言って いいのです。
女性と同じ ALSで
国会議員の 舩後 靖彦さんは、
「病気や障害が あっても
生きたいと思える
社会にすることが 大切だ」
と話しています。