レジの前の 目印
(音声:加藤 愛優美さん)
新型コロナウイルスが
うつるのを 防ぐため、
ほかの人から
なるべく 離れることが
大切だといわれています。
お店のレジの 前や
窓口の 前などでは、
お互いに離れて 並ぶために
床に 線や印を
つけているところも 多いです。
ほかの人から 離れたり、
線や印を
確認したりするためには、
目で見ることが 必要です。
そのため、
目の見えない・見えにくい人には
むずかしい場合 があります。
目の見えない・見えにくい人も
一人で出かけることが あります。
出かけるときは、
「白杖」という白い杖を
持ちます。
この杖を 左右に振ったりして
周りの状況を 確認しながら
歩きます。
また、周りの音や においで
位置や方向を
確認することも あります。
それでも、
ほかの人から
どれくらい 離れているかを
確認するのは むずかしいです。
新型コロナウイルスが 流行し
ほかの人が 自分に近づくことを
嫌に思う人が 増えました。
中には、ほかの人が 近づくと
怒る人もいます。
そのため、
目の見えない・見えにくい人たちは
出かけるのが 怖いと
思うようになっています。
また、
目の見えない・見えにくい人たちが
困っているときに
声をかける人も
減っているといいます。
ほかの人から 離れることは
新型コロナウイルスが うつるのを
防ぐための方法の 1つです。
一方で、ほかの人と
ちょっと近づいたり
ぶつかったりしただけでは
新型コロナウイルスは
ほとんど うつりません。
新型コロナウイルスを
正しい方法で 予防することと
同時に、
みんなが ほかの人を思いやり
助けあうことも 大切です。