透明なフェイスガードを つけた
手話通訳者
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:加藤 愛優美さん)
新型コロナウイルスが 流行し
多くの人が
マスクをつけているので、
耳の聞こえない人たちが
困っています。
耳の聞こえない人たちは
「口話」や「手話」などで
コミュニケーションをしています。
「口話」では、
しゃべっている人の
口の動きを 見て
口の形から 言葉を読みとります。
また、その口の形を
まねることで 言葉を伝えます。
「手話」では、
手や顔の動きなどで
言葉を 伝えます。
新型コロナウイルスが 流行し
多くの人たちが
マスクをつけています。
そのせいで 口の動きが 見えず、
耳の聞こえない人には
なにを しゃべっているのか
分かりません。
また、
手話がわかる人は 少ないので
手話で話すことも できません。
そのため、
耳の聞こえない人たちは
仕事や買い物、あいさつなど
毎日の 色々なところで
不便さを 感じています。
このような困りごとを
なくすために、
工夫しているところも あります。
たとえば、
耳の聞こえない人の 学校では、
先生が プラスチックでできた
透明のマスクを 使って
授業をするところが
増えてきました。
口の動きが 見えるので
生徒たちから 分かりやすいと
言われているそうです。
一部のお店でも
店員が 透明のマスクを使って、
ものを売るように なりました。
また 政治家や役所の人が
テレビなどで 話をするときには、
マスクを 外したり、
話していることを
手話にしてくれる人が
一緒に 出たりするなど
工夫されています。
新型コロナウイルスが 流行し
大変な生活のなかで、
みんなが 少しでも快適に
安心して 暮らせるような
取り組みが 求められています。
次回は、
目の見えない・目の見えにくい人の
困りごとについて お伝えします。