【特集 新型コロナウイルス⑩】耳の聞こえない人の 困りごと

透明(とうめい)なフェイスガードを つけた
手話(しゅわ)通訳者(つうやくしゃ)
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)加藤(かとう) 愛優美(あゆみ)さん)

新型(しんがた)コロナウイルスが 流行(りゅうこう)
(おお)くの(ひと)
マスクをつけているので、
(みみ)()こえない(ひと)たちが
(こま)っています。

(みみ)()こえない(ひと)たちは
口話(こうわ)」や「手話(しゅわ)」などで
コミュニケーションをしています。

口話(こうわ)」では、
しゃべっている(ひと)
(くち)(うご)きを ()
(くち)(かたち)から 言葉(ことば)()みとります。
また、その(くち)(かたち)
まねることで 言葉(ことば)(つた)えます。

手話(しゅわ)」では、
()(かお)(うご)きなどで
言葉(ことば)(つた)えます。

新型(しんがた)コロナウイルスが 流行(りゅうこう)
(おお)くの(ひと)たちが
マスクをつけています。
そのせいで (くち)(うご)きが ()えず、
(みみ)()こえない(ひと)には
なにを しゃべっているのか
()かりません。

また、
手話(しゅわ)がわかる(ひと)(すく)ないので
手話(しゅわ)(はな)すことも できません。

そのため、
(みみ)()こえない(ひと)たちは
仕事(しごと)()(もの)、あいさつなど
毎日(まいにち)色々(いろいろ)なところで
不便(ふべん)さを (かん)じています。

このような(こま)りごとを
なくすために、
工夫(くふう)しているところも あります。

たとえば、
(みみ)()こえない(ひと)学校(がっこう)では、
先生(せんせい)が プラスチックでできた
透明(とうめい)のマスクを 使(つか)って
授業(じゅぎょう)をするところが
()えてきました。
(くち)(うご)きが ()えるので
生徒(せいと)たちから ()かりやすいと
()われているそうです。

一部(いちぶ)のお(みせ)でも
店員(てんいん)透明(とうめい)のマスクを使(つか)って、
ものを()るように なりました。

また 政治家(せいじか)役所(やくしょ)(ひと)
テレビなどで (はなし)をするときには、
マスクを (はず)したり、
(はな)していることを
手話(しゅわ)にしてくれる(ひと)
一緒(いっしょ)()たりするなど
工夫(くふう)されています。

新型(しんがた)コロナウイルスが 流行(りゅうこう)
大変(たいへん)生活(せいかつ)のなかで、
みんなが (すこ)しでも快適(かいてき)
安心(あんしん)して ()らせるような
()()みが (もと)められています。

次回(じかい)は、
()()えない・()()えにくい(ひと)
(こま)りごとについて お(つた)えします。

ニュースの種類しゅるい