裁判所
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:西山 祐樹さん)
2016年に「津久井やまゆり園」で
障害のある人が 19人
殺される事件が ありました。
その事件の 裁判で
2020年3月16日、
犯人は 死刑になることが 決まりました。
裁判では 犯人が
やってはいけないと わかっていながら、
犯人の意思で
障害のある人を 殺したと
みとめられました。
裁判長は 最後に
「19人の命を うばったことは
ほかの事件と 比べられないくらい
とても 大きなことで
死刑を えらぶしかない」と
言いました。
殺された人の 家族は
「犯人のことを 許せないので
死刑に 決まったことは
ひとつの区切りだと 思う」
「でも どうして犯人が
あんな事件を 起こしたのか
よく わからないまま
裁判が 終わってしまった」などと
言いました。
犯人は、
「しゃべることが できない障害者は
生きている価値が ない」と言って
障害のある人を 殺しました。
その犯人のことを
死刑として 国が殺すことに、
問題を感じる人も います。
障害のある人が あたりまえに
いっしょに生きる
社会に するために、
この事件のことを 決して忘れず、
一人ひとりが できることを
考えるべきです。
その一つとして
わたしたちは これからも
ニュースを 伝えていきます。