アメリカとイランの 仲が とても悪くなった

イランで 一番(いちばん)えらい
「ハメネイ師(し)」の ポスターの前(まえ)を 歩(ある)く
イランの人々(ひとびと)
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)：毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)：西山(にしやま) 祐樹(ゆうき)さん)

２０２０年(ねん)１月(がつ)３日(みっか)、アメリカ軍(ぐん)が、
イランという国(くに)の 軍隊(ぐんたい)の
ソレイマニ司令官(しれいかん)を 殺(ころ)しました。

ソレイマニ司令官(しれいかん)は イランの隣(となり)の
イラクという国(くに)に いました。

アメリカは、
ソレイマニ司令官(しれいかん)が
イラクや その周(まわ)りで
アメリカ()人(じん)を 攻撃(こうげき)することに
関(かか)わっていた と言(い)っています。
そして、アメリカ()人(じん)を 守(まも)るために
ソレイマニ司令官(しれいかん)を 殺(ころ)した
と言(い)っています。

ソレイマニ司令官(しれいかん)は、
軍隊(ぐんたい)の リーダーとして
活躍(かつやく)していました。
イランでは ヒーローのような存在(そんざい)で、
とても 人気(にんき)がありました。
イランは、
必(かなら)ず アメリカに仕返(しかえ)しをする
と言(い)っています。

イランとアメリカは
４０年(ねん)以上(いじょう)前(まえ)から 仲(なか)が悪(わる)く、
お互(たが)いを おどしたり
批判(ひはん)したりしてきました。

アメリカは、
イランが「核兵器(かくへいき)」という
とても強(つよ)い爆弾(ばくだん)を 作(つく)ろうとしている
と思(おも)っています。

核兵器(かくへいき)を作(つく)るのを やめさせるために、
アメリカは、
イランが ほかの国(くに)と
商売(しょうばい)できないようにしました。
その結果(けっか)、イランは
お金(かね)を 稼(かせ)げなくなりました。

また ２０１９年(ねん)１２月(がつ)には、
イラクという国(くに)にいる アメリカ軍(ぐん)が
攻撃(こうげき)される事件(じけん)が ありました。

アメリカ軍(ぐん)は、
事件(じけん)に関(かか)わったと言(い)われる
イラクの組織(そしき)を 攻撃(こうげき)しました。
この組織(そしき)は、イランの軍隊(ぐんたい)に
支援(しえん)されていたのです。

日本(にほん)や 世界(せかい)の多(おお)くの国(くに)は
戦争(せんそう)に ならないように、
アメリカとイランに 対(たい)して、
落(お)ち着(つ)いて 話(はな)し合(あ)うよう
呼(よ)びかけています。