重い障害のある議員が 国会で 初めて 質問をした
2019年11月17日
障害のこと / しょうがいのこと
質問をする 舩後議員
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:西山 祐樹さん)
2019年11月7日、
参議院議員の 舩後 靖彦さんが
国会で 政府に対して
初めて 質問をしました。
舩後議員には、
だんだん 体が動かなくなる
ALSという病気が あります。
人工呼吸器をつけて、
大きな車いすに 乗っています。
舩後議員は 病気が原因で
言葉を話すことが 難しいです。
そのため、まず 舩後議員は
パソコンに書いておいた 文章を
音声に変える機械を 使って、
あいさつをしました。
そのあと 秘書が、
舩後議員のかわりに
質問を よみました。
また、別の質問をするときには
舩後議員が 目の動きで
文字盤の字を さして、
介助者に 文章を伝えました。
それを 秘書がよみました。
質問の内容は、
障害のある子どもと 障害のない子どもが
いっしょに 学ぶことなどについてです。
参議院では、段差を なくしたり
車いすで出席できる 場所が
つくられました。
また、多目的トイレを 増やすなど
みんなが 使いやすい場所に
していく予定です。