「表現の不自由展・その後」が
また 開かれたことを 伝える
実行委員会の人たち
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:ゆたさん)
2019年8月1日から
愛知県で おこなわれている
「あいちトリエンナーレ」で、
しばらく 展示をやめていた
「表現の不自由展・その後」が
また 開かれました。
「あいちトリエンナーレ」は、
国際的で 大きな 展覧会です。
絵や置物など たくさんの芸術作品が
展示されています。
そのなかの「表現の不自由展・その後」は、
美術館などで 展示が禁止された作品を
集めた コーナーです。
これらの作品は、
天皇や政治、戦争、原発などを
テーマとしています。
このようなテーマは
人によって 考え方がちがったり、
日本を悪く言うことに つながったりします。
そのため、問題になりやすく、
展示が禁止されることが あるのです。
一方で、だれでも 作品を通して
自分の意見を 伝える、
「表現の自由」という権利が あります。
そこで、作品の展示を 禁止するのは
「表現の自由」を うばうことではないか、
「表現の自由」とは どんなものかを
みんなに 考えてほしいということで、
「表現の不自由展・その後」が 開かれました。
しかし、
これらの作品を 展示することに
反対する人たちが います。
反対する人たちの 中には、
会場で 事件を起こすなどと いって
おどす人 もいました。
そのため、会場の安全を 守るよう
「表現の不自由展・その後」は
しばらく 展示をやめていました。
今回、10月8日から
「表現の不自由展・その後」が
また 開かれたことに、
たくさんの人たちが
賛成したり、反対したりしています。