国が ハンセン病の人の 家族に あやまった
2019年7月21日
国内のこと / こくないのこと
裁判をしていた
ハンセン病の人の 家族たち
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:西山 祐樹さん)
2019年6月28日、
ハンセン病の人の 家族が
国をうったえていた 裁判で、
家族が受けてきた 差別には
国の責任がある という判決が 出ました。
ハンセン病は
顔や体に できものが できて
いたみや熱さを 感じなくなる
病気です。
100年ほど前
国は ハンセン病が うつらないように
ハンセン病の人を むりやり集めて
決まった場所で 生活させました。
その後 ハンセン病は
うつりにくい病気だと わかりましたが、
「ハンセン病の人は こわい」という
まちがった考え方が 広まりました。
そのため、ハンセン病の人や 家族は
結婚や仕事を するときなどに
差別をされて
ずっと つらい思いを してきました。
安倍 晋三 首相は
「国として 深く反省し、
心から おわびします」と
あやまりました。
ハンセン病の人には
2001年に、国が おわびをして
おわびのお金を わたすための
法律を つくりました。
国は これから
その法律を 変えて、
ハンセン病の人の 家族にも
おわびのお金を わたす 予定です。