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2023年2月末に、
スローコミュニケーションから 本を出版しました!
すでにお読みいただいた皆さま、
本当に ありがとうございます。
さて、ありがたいことに
今年度も コラム連載をさせていただくことになりました。
今年度は、書籍『シンプル性教育』に書いた
くらす・はたらく上で大切な
「性」に関する13のテーマについて、
より具体的な内容や こだわったポイント、
制作の裏話などを
このコラムに書いていこうと思います。
初回は、
「なぜ『シンプル性教育』を書こうと思ったのか」
について。
最近、性教育に関する本が たくさん出版されています。
それぞれに特色があり、勉強になるものばかりです。
ただ、「性」は とても幅の広い内容を扱うので、
どうしても文字数が多くなったり、
難しい言葉も 出てきてしまいます。
誰もが「性」について学ぶ権利を
もっているにもかかわらず、
文章を読むのが 苦手だったり、
文字だけ読んでいても
意味がわかりづらいと感じる人には、
なかなか「性」を学ぶチャンスが
なかったりします。
それならば、
イラストを中心に、文字はできるだけ少なく、
文章もできるだけ短く、
「誰もに わかりやすい本を 作ってみたい」
と思ったのが きっかけです。
ひとりでも読めるし、
ページを開いて 誰かに見せるだけで、
「対話」が生まれるような
そんな本にしたいという 強い思いがありました。
とは言え、
「わかりやすさ」を貫くためには、
何のテーマを扱うか、何を書くか、何を書かないのか
ある程度、絞っていく必要があります。
短い文章だからこそ、
「本質を落とさずに、いかに端的に書くか」が重要です。
これが簡単なようで、
実はかなり難しい作業でして…。
だらだらと長い文章を書いてしまう私にとっては、
まさに修行のような日々だったのです(泣)
さらなる裏話は
これからの連載で 書いていくことにします。
次回からは
スローコミュニケーションの賛助会員の方のみ
コラムをお読みいただけます。
よろしかったら この機会に
会員になっていただけたら うれしいです!
(文:東洋大学福祉社会開発研究センター
客員研究員・門下 祐子)