蘭奢待の 香りの秘密が わかった

展示(てんじ)されている 蘭奢待(らんじゃたい)
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい):ゆたさん)

2025(ねん)(がつ)8日(ようか)
宮内庁(くないちょう)という (くに)役所(やくしょ)は、
蘭奢待(らんじゃたい)(かお)りが
なにで できているか わかった」
発表(はっぴょう)しました。

蘭奢待(らんじゃたい)は、
とてもいい(かお)りがする ()です。
(ふる)くから 宝物(たからもの)として
奈良県(ならけん)正倉院(しょうそういん)という建物(たてもの)
しまってあります。

(ぽん)()ではなく ()一部(いちぶ)で、
150センチくらいです。
ジンチョウゲ()という種類(しゅるい)()一部(いちぶ)
(かお)りが()るように なったものです。

()(きず)がついたときに
()から()(えき)(かた)まるなどして、
(なが)時間(じかん)を かけて
(かお)りが ()るようになったと
いわれます。

このように
(かお)りが()るようになった()
ほかにも ありますが、
蘭奢待(らんじゃたい)(とく)にすばらしい(かお)りがします。
そのため、
戦国(せんごく)武将(ぶしょう)織田(おだ) 信長(のぶなが)など
(むかし)有名(ゆうめい)(ひと)たちが
蘭奢待(らんじゃたい)()りとって 使(つか)ってきました。

しかし これまで、
どんな(かお)りが ()ざって
いい(かお)りになっているのか
わかっていませんでした。
また、いつから 正倉院(しょうそういん)にあるのかも
わかっていませんでした。

そのため 宮内庁(くないちょう)
専門家(せんもんか)一緒(いっしょ)調(しら)べていました。

調(しら)べた結果(けっか)
なんと300種類(しゅるい)以上(いじょう)(かお)りが
()ざっていることが わかりました。
その(なか)でも (とく)に、
「ラブダナム」に()(あま)(かお)りが
特徴(とくちょう)になっているようです。
ラブダナムは、
ハチミツや シナモンのような(かお)りです。

また、蘭奢待(らんじゃたい)
1100(ねん)くらい(まえ)
()ったものだと わかりました。
かなり(むかし)のものなのに
(いま)でも いい(かお)りがするのは すごいですね。

(むかし)からの宝物(たからもの)秘密(ひみつ)がわかり、
(おお)くの(ひと)興味津々(きょうみしんしん)です。
蘭奢待(らんじゃたい)は、10(がつ)25(にち)から(おこな)われる
正倉(しょうそう)院展(いんてん)()ることができます。

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