長嶋 茂雄さんが 亡くなった

長嶋(ながしま) 茂雄(しげお)さんが
亡(な)くなったことを伝(つた)える
新聞(しんぶん)
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)：毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)：ゆたさん)

２０２５年(ねん)６月(がつ)３日(みっか)、
元(もと)プロ()野球(やきゅう)選手(せんしゅ)で
その人気(にんき)から
「ミスター プロ()野球(やきゅう)」と 呼(よ)ばれていた
長嶋(ながしま) 茂雄(しげお)さんが 亡(な)くなりました。
８９歳(さい)でした。

長嶋(ながしま)さんは、１９５８年(ねん)に
プロ()野球(やきゅう)チーム 巨人(きょじん)の 選手(せんしゅ)になりました。
１年(ねん)目(め)から 大活躍(だいかつやく)し、
新人(しんじん)王(おう)や ホームラン()王(おう)になりました。

長嶋(ながしま)さんは 特別(とくべつ)な試合(しあい)で
特(とく)に 活躍(かつやく)することで 有名(ゆうめい)でした。
たとえば、
その年(とし)の プロ()野球(やきゅう) 日本一(にほんいち)のチームを決(き)める
日本(にっぽん)シリーズ()や、
すべての プロ()野球(やきゅう)チームから
人気(にんき)のある選手(せんしゅ)が 出場(しゅつじょう)する
オールスターゲームなどです。

その活躍(かつやく)を 見(み)たいと
球場(きゅうじょう)には ファンが たくさん来(き)ました。
そのため、長嶋(おさじま)さんは
「野球(やきゅう)を 日本(にほん)で一番(いちばん)
人気(にんき)のある スポーツにした」
と言(い)われています。

長嶋(ながしま)さんは ３８歳(さい)で 引退(いんたい)しました。
引退試合(いんたいじあい)のあと
ファンの前(まえ)で スピーチしたときの
「私(わたし)は今日(きょう) 引退(いんたい)をいたしますが、
わが巨人軍(きょじんぐん)は 永久(えいきゅう)に不滅(ふめつ)です！」
という あいさつは、
野球(やきゅう)ファン以外(いがい)にも有名(ゆうめい)です。

また、引退(いんたい)したあとは
巨人(きょじん)の監督(かんとく)にも なりました。
そのとき、巨人(きょじん)は
リーグ優勝(ゆうしょう)を ５回(かい)して、
日本一(にほんいち)に２回(かい)なりました。

さらに、２０１３年(ねん)には
国民(こくみん)栄誉(えいよ)賞(しょう)をもらい、
２０２１年(ねん)には
野球(やきゅう)選手(せんしゅ)で 初(はじ)めて
文化勲章(ぶんかくんしょう)を もらいました。
文化勲章(ぶんかくんしょう)は、文化(ぶんか)を発展(はってん)させた人(ひと)が
国(くに)からもらう賞(しょう)です。

大(だい)スターが 亡(な)くなり、
多(おお)くの人(ひと)が 悲(かな)しんでいます。