「高額療養費制度」の見直しを いったんやめることになった
2025年3月16日
国内のこと / こくないのこと

発表する 石破首相
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:八島 みこさん)
2025年3月7日、石破 茂 首相は、
8月に予定していた
「高額療養費制度」の見直しを
いったん やめると 言いました。
高額療養費制度とは、
1か月の間に
病院などで 高いお金を払った場合、
ある金額を超えると
超えた分のお金が 戻ってくる制度です。
国は、この制度を使うときに
患者が払うお金を
今までよりも 増やそうとしていました。
これについて、
がんの患者などの団体は
とても 反対していました。
お金がかかるので、
治療するのを 諦めないといけない
と話す人も いました。
反対する声を受けて 国は
制度の見直しを いったんやめて、
また 話し合うことにしました。
見直しを いったんやめたことで、
国が考えていた 4月からの国の予算より
100億円くらい多く 必要になります。
予算を どうするか、
国会で 話し合っています。
「予算」とは、
国や会社などが
これから使うお金の額や 使い方を
決めるものです。
国が 一度決まりそうになった予算について
話し合いを やり直すことは、
とても めずらしいことです。
これから 高額療養費制度の見直しが
どうなっていくのか 注目されています。
☆高額療養費制度の見直しについては
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