国の備蓄米
(写真提供:毎日新聞社)
(音声:八島 みこさん)
今、お米の 値段が とても高いです。
2025年1月の お米の値段は、
1年前の 2024年1月と比べて
2倍くらいに なっています。
お米の値段は
2024年の夏くらいから
ずっと 高くなっています。
2024年の夏は、
前の年に
お米が うまく育たなかったことなどで
お米を売る量が 減り、
値段が 上がりました。
そのときは、秋になれば
新しく お米ができるので、
値段が下がると 言われていました。
しかし、実際には
値段が 下がりませんでした。
お米ができた量よりも、
実際に お店で売られている量が
少ないからです。
もっと 値段が上がるのを 期待して、
農家さんから
たくさん買って 持ったままの会社が
あるのではないかと 言われています。
そこで、
農林水産省という 国の役所は
お米の値段を 下げるために、
「備蓄米」を 売り出すことにしました。
備蓄米とは、
国が 倉庫に用意している お米です。
天気が 悪かったりして、
お米が あまり育たなかった年などに
困らないように、用意してあります。
国が売る お米の量は、
21万トンです。
これは、できているのに
お店で売られていない お米の量と
同じくらいの量です。
国は、
この備蓄米が お店で売られることで
お米が 今より安くなると 考えています。
備蓄米は
3月の終わりごろから 4月くらいに
お店で 買えるようになる予定です。