「高額療養費制度」の見直しで 一部の患者の負担が 増える

患者(かんじゃ)団体(だんたい)(はな)福岡(ふくおか)大臣(だいじん)
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)加藤(かとう) ()優美(ゆみ)さん)

けがや病気(びょうき)病院(びょういん)()ったときは、
健康保険(けんこうほけん)(しょう)()して
治療(ちりょう)(くすり)にかかったお(かね)のうち
一部(いちぶ)だけを (はら)います。

(のこ)りのお(かね)
自分(じぶん)家族(かぞく)(はい)っている
健康保険(けんこうほけん)」のグループが (はら)います。

健康保険(けんこうほけん)は、
(おな)じグループの(ひと)同士(どうし)
(かね)()しあって (ささ)えあう仕組(しく)みです。
()んでいる市町村(しちょうそん)会社(かいしゃ)などで
グループが (つく)られています。

1か(げつ)(あいだ)
病院(びょういん)などで (たか)いお(かね)(はら)った場合(ばあい)
ある金額(きんがく)()えると
()えた(ぶん)のお(かね)(もど)ってくる制度(せいど)
あります。

これを「高額(こうがく)療養(りょうよう)()制度(せいど)」といいます。

(もど)ってくる お(かね)は、
健康保険(けんこうほけん)のグループの お(かね)
使(つか)われます。

一方(いっぽう)で、
健康保険(けんこうほけん)のグループの お(かね)
だんだんと ()りなくなっていて、
みんなが()しあう 保険(ほけん)(りょう)
(たか)くなっています。

そこで (くに)
2025(ねん)(がつ)から、
高額(こうがく)療養(りょうよう)()制度(せいど)
()えることにしました。

高額(こうがく)療養(りょうよう)()制度(せいど)使(つか)うための
基準(きじゅん)金額(きんがく)が、
(いま)よりも (たか)くなります。

患者(かんじゃ)(はら)う お(かね)(たか)くし、
健康保険(けんこうほけん)のグループが (はら)うお(かね)
(すく)なくすることで、
これ以上(いじょう) 保険(ほけん)(りょう)
(たか)くならないように するためです。

しかし、がんの患者(かんじゃ)などの団体(だんたい)
とても 反対(はんたい)しています。
がんの患者(かんじゃ)
(なが)いあいだ (たか)治療(ちりょう)をする場合(ばあい)もあり、
制度(せいど)()わると
(かね)負担(ふたん)が とても(おお)きくなるからです。

2025(ねん)(がつ)
厚生労働省(こうせいろうどうしょう)福岡(ふくおか)大臣(だいじん)
患者(かんじゃ)団体(だんたい)(はな)()いをしました。
そして、
(なが)いあいだ 治療(ちりょう)(つづ)ける
患者(かんじゃ)負担(ふたん)は、
()えないようにしたいと ()いました。

いつ だれが 病気(びょうき)になるかは
だれにも わかりません。
健康保険(けんこうほけん)高額(こうがく)療養(りょうよう)()制度(せいど)問題(もんだい)
みんなにとっての問題(もんだい)です。

患者(かんじゃ)負担(ふたん)
保険(ほけん)(りょう)(はら)(ひと)負担(ふたん)
バランスがとれた 制度(せいど)
(もと)められています。

ニュースの種類しゅるい