トランプ大統領の作ったルールが 問題になっている

トランプ大統領(だいとうりょう)
(写真(しゃしん)提供(ていきょう)：毎日新聞社(まいにちしんぶんしゃ))

(音声(おんせい)：加藤(かとう) 愛(あ)優美(ゆみ)さん)

２０２５年(ねん)１月(がつ)２０日(はつか)
ドナルド・トランプさんが
アメリカの 新(あたら)しい大統領(だいとうりょう)に なりました。

トランプ大統領(だいとうりょう)は、
アメリカのためになることを
大事(だいじ)にするという
「アメリカ第一(だいいち)主義(しゅぎ)」を
目標(もくひょう)にしています。

たとえば、
ほかの国(くに)から アメリカに来(き)て
アメリカに住(す)んでいる 「移民(いみん)」のうち、
犯罪(はんざい)をしたことがある人(ひと)は
もとの国(くに)に 送(おく)り返(かえ)すという政策(せいさく)を
行(おこな)おうとしています

また、トランプ大統領(だいとうりょう)は、
アメリカ国籍(こくせき)についてのルールを
変(か)えるという 大統領令(だいとうりょうれい)を 出(だ)しました。

今(いま)までは、
アメリカで生(う)まれた子(こ)どもは
みんな アメリカ国籍(こくせき)に なりました。

これからは、
親(おや)が アメリカに住(す)んでいると
認(みと)められない場合(ばあい)には、
生(う)まれた子(こ)どもを
アメリカ国籍(こくせき)にさせない
ということです。

これに対(たい)して
アメリカの ワシントン()州(しゅう)にある裁判所(さいばんしょ)は、
「この大統領令(だいとうりょうれい)は
国(くに)の憲法(けんぽう)に 明(あき)らかに 違反(いはん)している」
といいました。

そのため、この大統領令(だいとうりょうれい)は
いったん 止(と)められています。

アメリカの国民(こくみん)に
「トランプ大統領(だいとうりょう)の政治(せいじ)に 賛成(さんせい)するか」
と聞(き)いたところ、
「賛成(さんせい)する」といった人(ひと)は
４９％でした。

トランプ大統領(だいとうりょう)の前(まえ)の バイデンさんが
大統領(だいとうりょう)になったときには、
「賛成(さんせい)する」といった人(ひと)が
６８％だったので、
かなり 下(さ)がってしまっています。

トランプ大統領(だいとうりょう)が
これから どんな政治(せいじ)をしていくのか
世界(せかい)中(ちゅう)が 注目(ちゅうもく)しています。