(イラスト:achacaさん)
(
本を読むことを
みんなが楽しめるように、
「読書バリアフリー」が
広がってきています。
読書バリアフリーの
取り組みとして
昔から おこなわれてきたのは、
本を 点字にしたり 音声にしたり
することです。
そうすることで、
目の見えない人・見えにくい人も
読める本になります。
絵本に 点字をつけたり、
絵を 点で表現したものも
あります。
点字絵本があれば、
目の見えない人が 子どもたちに
読み聞かせをすることも
できるようになります。
文字を大きくした本や、
最近では
「マルチメディアデイジー」が
広まってきています。
マルチメディアデイジーは、
パソコンなどで 読むものです。
音声で 読み上げてくれて、
そして いま読んでいる部分に
色をつけて 示してくれます。
そのほかに、
手話つきの絵本も 出ています。
また、絵・写真や 簡単な文章で書かれた
「わかりやすい本」も あります。
「LLブック」とも呼ばれている
ものです。
ただし、バリアフリーな本は
数が 少ないです。
特に LLブックは 日本には
60種類くらいしか ありません。
一方、いくつかの図書館では、
ボランティアの人などが
わかりやすく説明しながら
本を読んでくれるサービスも
始まったりしています。
そして、どんな本が
どこで 読めるのかなどの
情報を 見つけやすくすることも
大切ですね。
みんなが
たくさんの本の中から
好きな本を選んで
楽しめるように。
そのために 読書バリアフリーが
もっともっと 広がっていくと
いいですね。