(
お店などで 客が 店員に
大声で 文句を言うなど、
ひどい態度を取ることを
「カスタマーハラスメント」と
いいます。
略して「カスハラ」とも いいます。
厚生労働省という国の役所が
調べたところ、
カスハラが 増えていることが
わかりました。
実際、
気に入らないことがあったときに
電話をかけて おどしたり、
長い時間 文句を言いつづけたりする人が
いるということです。
そういうことがあると、
お店で働いている人が 怖くなって
やめてしまうことにも つながります。
2024年10月4日、
東京都は
カスハラを防ぐ決まりを
つくりました。
この決まりでは、
客は カスハラをしないように
気をつけなければならない
としています。
また、
もし カスハラがあったときには
お店などは 働いている人を守り、
カスハラをやめるよう 客に言うなど
対応しなければならない
としています。
この決まりは
2025年4月1日から
はじまります。
東京のほかにも、
カスハラを防ぐ決まりを
考えている地域も あります。
日本は、お店の対応が
とても丁寧な国だと いわれます。
それは すばらしいことですが、
「客だからといって、
自分の思いどおりになるとは
限らない」というように、
期待しすぎないでおくことも
大切かもしれません。