もう少しの間 お米が買いにくくなりそう

(音声(おんせい)：加藤(かとう) 愛(あ)優美(ゆみ)さん)

今(いま)、お米(こめ)が スーパーなどで
買(か)いにくくなっています。
インターネットでは
「お店(みせ)にお米(こめ)がない」とか
「お米(こめ)が 高(たか)くなっている」
といった声(こえ)が 投稿(とうこう)されています。

なぜ お米(こめ)が 買(か)いにくく
なっているのでしょうか。
理由(りゆう)の１つは
売(う)られている お米(こめ)の量(りょう)が
少(すく)ないからです。

２０２３年(ねん)の夏(なつ)は とても暑(あつ)かったので、
お米(こめ)が あまりできませんでした。
その結果(けっか)、
スーパーなどで売(う)られる お米(こめ)の量(りょう)が
少(すく)なくなりました。

また、国(くに)が お米(こめ)を作(つく)る量(りょう)を
少(すく)なくしようとしてきたことも
関係(かんけい)していると 言(い)われています。
お米(こめ)が 余(あま)らないように
国(くに)が 農家(のうか)に お米(こめ)を作(つく)る量(りょう)を減(へ)らしてと
言(い)っていたのです。

一方(いっぽう)で、買(か)われた お米(こめ)の量(りょう)は
増(ふ)えています。

２０２４年(ねん)６月(がつ)の時点(じてん)で
ごはん用(よう)のお米(こめ)が 買(か)われた量(りょう)は、
１年(ねん)前(まえ)より
およそ１１万(まん)トン 増(ふ)えました。

最近(さいきん)１０年(ねん)の間(あいだ)、
お米(こめ)が 買(か)われた量(りょう)は
ずっと減(へ)っていましたが、
久(ひさ)しぶりに 増(ふ)えました。

また、海外(かいがい)からの観光客(かんこうきゃく)の数(かず)も
新型(しんがた)コロナウイルスが 流行(りゅうこう)する前(まえ)のように
多(おお)くなりました。

さらに、食(た)べものの値段(ねだん)も
関係(かんけい)しています。
パンや麺(めん)に比(くら)べて お米(こめ)は
値段(ねだん)が 上(あ)がらなかったので、
お米(こめ)を買(か)おうと 考(かんが)える人(ひと)が
増(ふ)えたのではないかと
言(い)われています。

ただし、これからは
新米(しんまい)が どんどん売(う)られる季(き)節(せつ)になります。
そのため、スーパーの関係者(かんけいしゃ)などは
「お米(こめ)を 買(か)いだめしないで」
と呼(よ)びかけています。