会社での 合理的配慮についての相談が 増えた
2024年7月14日
障害のこと / しょうがいのこと

(音声:ゆたさん)
役所や 会社で働いている
障害のある人が 困っているとき、
その困りごとを
役所や 会社などが
できるだけ 解決する。
これを「合理的配慮」といいます。
2024年4月から
会社が 合理的配慮をすることが
義務になりました。
2024年6月28日、
厚生労働省という国の役所は、
会社での 障害者差別の禁止や
合理的配慮について、
ハローワークなどに相談があった 件数を
発表しました。
今回、発表されたのは
2023年4月から
2024年3月までに
相談があった件数です。
障害者差別についての相談は、
31件でした。
前の年と比べて
6件 少なくなりました。
一方で、合理的配慮についての相談は、
214件でした。
前の年と比べて
26件も 多くなっています。
相談をした人は、
ほとんどが 障害のある人です。
相談の内容は、
「上司や 一緒に働く人が
障害について 理解してくれない」
というものが 多いです。
仕事での 合理的配慮は、
会社と 障害のある人が 話し合って
なにが必要か 決めていくことが
大切です。
困りごとについて 話し合える人が
周りにいないときは、
ハローワークなど
会社以外の人にも 相談しながら、
お互いが 働きやすい環境を
作りましょう。